【本記事の著者の経歴】
私はフリーランスで12年。
トータルで20年美容師を続けています。
活動拠点は東京近郊で、表参道で18年。
代々木で1年と少し、地方では千葉でもお仕事が出来る状態で今現在過ごしております。
世間でいうところのプロであり一般の方よりも詳しい部分も経験もありますので、少しでもあなたのためになる情報を交えながら記事を書いていければと思います。
ぜひご興味のある方は見て行って頂ければと思います。
毛量の多い人にオススメのヘアケアの方法とヘアスタイル
毛量の多い方は乾きづらかったり、広がったりボリュームに関しての悩みを抱えている方も数多くいらっしゃいます。
今回は毛量の多い方のそんな悩みに関するヘアケアの方法や扱いやすくなるオススメのヘアスタイルなどをご紹介していこうと思います。
☆毛量の多い方の悩み
☆ヘアケアの方法
☆オススメなヘアスタイル
【毛量の多い方の悩み】
もう量の多い方はこんなお悩みを抱えている方が多いです。
- ボリュームが出る(まとまらない)
- シャンプーの消費量がすごい
- とにかく髪が乾かない
パッと思いついた大きなお悩みはこんな感じでしょうか?順に解説していきます。
ボリュームが出る(まとまらない)
とにかく髪の量が多い方は髪全体のボリュームが出てしいヘアスタイルにシルエットが大きくなってしまいがちです。
シルエットが大きくなると見た目的にも野暮ったい感じに見えてしまうため、ヘアカラーやヘアメイクをバッチリ決めてもなんとなく決まらない印象になりがち。
まとまりやすいコンパクトなシルエットに持っていければ印象がグッとよくなるでしょう。
シャンプーの消費量がすごい
これもよく上がる話題ですが、髪の毛量が多いのでシャンプーをつけてもつけても泡立ちが悪くシャンプー剤を何度もプッシュしてしまう人も少なくないはず。
2プッシュくらいで泡立つ人に比べて3プッシュ4プッシュしなければいけない人はシャンプーの消費量が必然的に多くなります。
とにかく髪が乾かない
これもよく聞く話。
かなり乾かすのに時間がかかる人は乾かし方に問題がある人もいますが髪が絶対的に人より多い人はどうしても時間がかかってしまいます。
時間がかかるとドライヤーの時間も億劫になってしまいめんどくさくなってしまいますよね。
【ヘアケアの方法】
ここでは最初の段落で述べた毛量の多い人の悩みを解決するのに効果的なヘアケアの方法を書いていこうと思います。
- 保湿力のあるトリートメントや乾かし方
- 最初の湯洗いや指の通し方
- タオルドライと乾かす順番
の順番で書いていきます。
保湿力のあるトリートメントや乾かし方
保湿力のあるトリートメントはボリュームをダウンしたい髪の人にとっても効果的です。
しっかり保湿された髪は広がりが抑えられ、シルエットもまとまりやすくなります。
髪が広がりやすい人は髪が乾燥しており、梅雨の時期など湿気が髪の表面につくと吸着してしまい膨潤して髪がさらに広がってしまいます。
しっかり保湿する方法はインバスやアウトバスのトリートメントを使い髪の内部から保湿していきます。
オススメのアウトバストリートメントを書いた記事もありますのでぜひ。


早く乾かす方法は根元の部分からドライヤーを当てるということ。
毛先の乾きやすい場所から乾かしても毛先が乾燥して痛むだけで根元が全く乾きません。
時間もかかってしまいます。
しっかり根本から乾かし、その後中間、最後に毛先という順で乾かすと早く乾かすことができます。
そしてこの乾かし方のもう一つの利点は毛先までの水分量を適量残すことができるということ。
これは保湿した髪をキープするという意味でもとても大事なことです。
最初の湯洗いや指の通し方
お風呂でのシャンプーの消費量が多くなってしまうのは毛量が多い人に多いです。
泡立ちが悪いのにも原因があり
「水分が隅々まで行き渡りづらいという事」
「根元の皮脂がしっかり落としづらい」
のが原因かと思われます。
その二つの問題を解決するために行えるテクニックの一つがシャンプー前の「湯洗い」。
湯シャンと言われるテクニックです。
湯洗いをするように頭皮に指の腹を当てシャンプーしているように優しく皮脂を落としていく事でシャンプーの泡立ちを良くすることができます。
タオルドライと乾かす順番
髪がなかなか乾かないという問題も解決できる方法があります。
ドライヤーで水分が多く残っている状態ではなかなか乾きませんがドライヤー前のタオルドライをしっかりすることで解決できます。
特にしっかりと水分をとっていかないといけないのが根元部分の水分。
そして中間部分、これらの水分を多く含んでいるポイント、乾きづらいポイントの水分をタオルでしっかりと拭き取っていきます。
コツはガシガシ吹くのではなく、抑えて吸い込ませるように水分を取ることで摩擦によるダメージを軽減し乾きやすい髪の状態に持っていくことができます。
【オススメなヘアスタイル】
この段落では毛量が多くボリュームが出てしまう方にオススメのヘアスタイルをご紹介したいと思います。
シルエットをコンパクトにいかにボリュームを抑えられるかを考えてヘアスタイルをご紹介します。
ローレイヤースタイル
トップの長さを出して段差をあまり入れないローレイヤースタイルは全体のシルエットのまとまりが良くなり髪が広がったシルエットになりがちな人にもオススメです。
表面が重めに残っているので乾かしたあとや寝癖などにも悩まされずに済みます。
気をつけるポイントは内側や毛先の毛量調整を上手くやらないとただ重いだけのスタイルになってしまい「永遠に乾かない」そんなヘアスタイルになってしまいます。
スタイルを作ってくれる美容師さんに乾かす時間もできるだけ短縮したいと伝えましょう。
ボリュームダウンを狙うなら長めのスタイル
先ほどのローレイヤースタイルと少し重なりますが、長めのスタイルだと髪自体の重さも関係して広がりを抑えることができます。
毛量があり広がったヘアスタイルになりがちな人でも長さをある程度確保することで広がりを抑えることができるようになります。
気をつけるポイントは先ほどと同じで量感調節を上手くやっていくことで乾かす時間が苦にならずに済みます。
早く乾くのを求めるならショートスタイル
先ほどのパターンと逆に特に広がりはしないしまとまるけど、毛量が多すぎて乾かないのが一番の苦痛という方には思い切ってショートにするのもありだと思います。
劇的に乾かす時間短縮になるのと、少しクセのある方ならそのクセを活かして柔らかい動きのあるショートにすることもできます。
乾かす時間が何より嫌だ!そんな方にはショートスタイルがオススメです。
※カットする時の「スキ」の話
量をすいたり、減らしたり日本人の髪は比較的ボリュームが出やすく量感調節を美容院でするのが当たり前の技術になっていますが、毛量調節はさまざまな方法、技術、すく場所、すき方、いろいろあります。
得に量感調節をする際にこういうポイントにも注意が必要です。
- 「どれくらいクセがあるのか」
- 「どの高さまで調節するべきなのか」
- 「減らす量はどれくらいまで減らすべきなのか」
- 「どれくらい本人が多いと感じているのか」
- 「どこの髪を減らすとバランスが良く見えるか」
などなど、いろいろあります。このポイントをよく考えていないと減らしすぎてバランスが悪いなどの新たな問題が出てきます。
そして一度そんなポイントで失敗した経験ができると減らすことすくこと自体に億劫になってしまっている方もちらほらいます。
施術する美容師としても気をつけたいポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょう。
今回は毛量が多い人のヘアケアの方法とオススメのヘアスタイルを簡単にご説明しました。
髪が多い事で悩みに感じ、毎日のスタイリングやヘアケアにストレスを感じている方の悩みを少しでも解決できていれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ではまた。
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